日々の仕事
私の仕事は会社から与えられた企業などのお昼休みやお仕事終わりの時間に訪問して営業活動することである。
エレベーター前や廊下に立って、目の前を通る人に声をかけて、アンケートを取得したり、保険の勧誘をしています。
アンケートは名前や生年月日などの個人情報からどこの保険会社でどんな保障を持っているのか、保険料はいくらなのかといった内容。
正直、忙しい中でアンケートに答えてくれるだけでその人は「神」であり、基本的には声をかけても無視をされたり、「保険はいらないから」と断られる。
この仕事は基本的に断られる仕事なので期待はそこまでしていないが、それが続くとやっぱりしんどく感じる。その感覚が麻痺してなんでも大丈夫な性格であれば断られることになんとも思わないのだろうと思う。
そういう性格の人が何年もこの業界に残れる人だと実感した。
最近は「お断り」を「諦め」と感じるようになり、「どうせ声かけても断られるだろうな」と考え、足が動かなくなってしまった。
「こんにちはー」「お疲れ様でーす」とただ挨拶運動をするだけ。こんなのでアンケートをとることができるわけないし、契約をいただくことももちろん不可能である。
上司からは商品のチラシをばらまいて、興味を持ってくれた人に情報を聞いたり、アポを取れと言ってくるが、毎日挨拶運動しかいていない奴が今更もうそんなことできない。
上司に言われたことを素直にできればまた違ってくるのかもしれないが、私は素直にできない人間なのである。正直、上司に言われたことをやりたい!と一瞬思うが、結局その企業に言って立っていたら、その気持ちが一瞬にして消える。
この仕事自分に向いてないんだなぁと思う。